A計画





2000年3月末の移動オフ会は、「オフ会、動く!」にも載せたように、
とても健全で暖かい雰囲気に終始した……かのように見えた。

しかし、あの移動オフ会には、邪悪な目的が隠されていたのだった……



アステルの「まっTEL」というのをご存知だろうか。
Dポの安心だフォンは3件しかかけられない代わりに、基本料が980円である。
「まっTEL」はさらにそれを進化退化?させたものである。
1件もかけられないのである。待ち受け専門。
当然基本料は、980円よりもさらに安い。
東京アステルの「まっTEL」は月基本料200円。
しかし……関西アステルの「まっTEL」は0円!!
ここで、れさく会議が開かれた。
議題:まっTEL契約の是非について


れさく1「電波の杜の管理人なのに、そんな裏切り行為は許されない!」
れさく2「でも欲しいもん」
れさく3「今度移動オフで大坂に行くよね。いいタイミングだね」
れさく4「端末持ち込みでも契約OKだってさ」
れさく5「コレクションの中に、アステル端末いくつかあったよね」
れさく6「それ、電測可能の端末だったよね」
れさく7「番号入れれば電測できるようになるよ」
れさく8「基本料0円だから、寝かせっぱなしでも痛くないじゃん」
れさく9「電測にもぴったり!まっTEL、いい感じジャン!」
れさく1「ってゆうか、敵情視察って大切だよね」

民主的な手続きの上、れさくは関西まっTEL契約を決意した。
電測可能アステル端末AU-01を、コレクションから引っぱり出し、カバンに潜ませた。
そして何食わぬ顔で移動オフ会の日程半分を終えて、れさくは大阪の地に降り立った。
向かうは「アステルショップ東天満」。
大学の端末室で、アステル関西の各ショップのホームページを見て、この店を選んだのだ。
この店のホームページに
「ご成約の方で“ホームページを見た”と言っていただければプリペイドカードをプレゼント。」
と書いてあったのが、ここを選んだ理由だということは決してない。
じゃあ何故このページをプリントアウトして持ってきたんだ?

さあ、東天満店に突入!
「まっTEL契約したいんですけど・・・・・・あ、端末は持ってます。」
「申し訳ありませんが、端末持ち込みでの契約は『大阪セントラルステーション』のみになります。」
・・・・・・ガビーン。しかし、親切なお姉さんは、セントラルステーションまでの地図をくれました。
帰りの電車の時間の関係もあり、あまりゆっくりはしてられない。
いつものように歩かず、地下鉄を使う。無念。

大阪セントラルステーションは、高速道路の高架線の影に、ひっそりと建っていた。かなり寂しい場所である。
さあ、担当のお姉さんに申し込み。「まっTEL契約したいんですけど。端末はコレでお願いします。」
「分かりました。こちらですね。」
おおっ、スムーズな展開。よしよし。そしてお姉さんが電源を入れる。ぴー。

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・・・・・・「電測モードになってるーーー!(ガビーン!)」byれさく&お姉さん(心の声)
しかし、二人ともオトナである。互いに表情を引きつらせながらも、冷静に手続きを続行する。
そしてお姉さんは、端末に番号を入れるため、奥に入っていった。
なんだ、けっこう簡単ジャン!ホームページのネタにもならないね。←さっきの電測モードは十分ネタになるぞ
しかし、事態は急変した。
お姉さん:「これ、古い番号が入ったままになってますね。」
れさく:「えっ?!」
お姉さん:「番号を抜かないと、この端末での新しい契約はできないんですよ。」
れさく:「あっ、じゃあ抜いといて下さい」
お姉さん:「これ、アステル東京での契約ですよね。原則として東京でしか、番号は抜けないんですよ。」
・・・・・・ホゲーン!
そうである。アステルは、地域ごとに別の会社になっているのだった。
しかし、ここまで来て帰るなんて、辛すぎる。やむを得ない、レッツ、カミングアウト!!
つまり、自分がいかにPHSに情熱を燃やしているかを語ってしまったのだ。するとお姉さん、
「分かりました、ではアステル東京に照会を取って、確認が取れたら、こちらで手続きを致します。」
分かってくれたのか・・・・・・それはそれで複雑な気持ちになるが、この際やむを得ない。
「ではこの紙に、古い番号の契約者のお名前とご住所を・・・・・・」
「はい。ええと・・・・・・・・・だっ、誰だったっけ??(汗)


つづく←つづくんかい?!(ホゲーン!)