近頃 世間に流行るもの 悪質サイトに 架空請求 何もできないお偉いさん。 金 金 金の世の中で 泣くのは弱いものばかり。 劇団R:MIX次回公演予定、ついに決定!これで招待券でもくれるかな?←れさく最低 という訳で、架空請求や悪質な詐欺サイトが後を絶ちません。 被害総額が何億ともなると、騙されるほうが悪いなんて言ってられません。 れさくは妄想の帝国などの個人的趣味のため、ケータイをいろいろ勉強してます。関係者がコッソリ情報くれたりもします(^^;; なのでいろいろなカラクリが分かるから良いのですが、それだけに、知らない者に対する悪質な詐欺には憤りを覚えます。 「許さないぞ!・・・・さ、行きましょう。」 (ホントに許さないだけなのね・・・) モトネタR ネットで検索すると、架空請求について解説してるサイトがたくさんあります。 架空請求元のデータベースを作っている人もいます。 しかし読んでるだけでは不安はなかなか解消されませんよね。 やはり実体験が必要です。 「当たって砕けろ!」 「ダメー!!(ガッビーン)」 そりゃそうです。怖くてしょうがないサイトにわざわざアクセスして怖い思いをしてどうするの? ・・・・と、ここまで考えてひらめきました。 架空の架空請求サイトを作ればいいジャン。 そこで作りました。 久々の東芝支援ツールその39! 「架空の架空請求サイト」 http://phs.cside.com/h/sagi.php 架空請求サイトを安全に体験できます。とはいえドギツイ表現は分かっていても精神衛生上良く無いので、解説やボケ・ツッコミを入れておきました。 思う存分騙されて下さい! 以下、「架空の架空請求サイト」の取り扱い説明書です。 「架空の架空請求サイト」の中で「あなたの固体識別番号」と称したものは「ユーザーエージェント」と呼ばれるモノです。 PCでネットしていると、アクセスしているページに「パソコンの種類(Windowsとかmacとか)」や「ブラウザの種類(IEとかネスケとか)」を通知しています。 これが「ユーザーエージェント」。目では見えませんが。 で、アクセスしているページはこれらの情報をもとに、「それぞれのユーザーに最適の画面を見せる」などができて便利な訳です。 携帯電話にもドコモとかauとかそれぞれに「ユーザーエージェント」があったりします。 ・・・それって全然「固体識別番号」じゃないジャン! そう、「ユーザーエージェント」では「誰が誰か」なんて分かりません。 おどろおどろしい機械的な表示を見せて、いかにもアナタの個人情報を抜き取ったかのように見せかけてるだけです。 そもそも「目に見えないで取れてしまうもの」ですから、サイトのTOPページにアクセスした瞬間でも取れているのです。 それをあえて次のページの「登録完了ページ」で見せるのですから・・・つまりはコケおどしです。 とはいえ、携帯には「ユーザーエージェント」とは別に「個体識別番号」があります。 「個体識別番号」は本来公開されてないハズですが、少なくともau、TU-KAとボーダフォンの「個体識別番号の取得方法」は一般に知られています。 「CGIぽん」とかアチコチのサイトで紹介されてるので公然の秘密ですね。もちろん悪徳業者も知ってるでしょう。 「個体識別番号」は「ユーザーエージェント」と同様、目では見えませんが、アクセスしてるページに送られています。 「個体識別番号」というと恐ろしい響きがありますが、この番号自体には「個人の情報」は一切含まれていません。 ただ、「その端末であるかどうか」だけが分かってしまいます。 なのでまず悪徳業者は「会員ページをみるにはフォームにアナタの電話番号を入れて送信して下さい」とか「○○に空メールを送って、返ってきたメールに書かれてるURLをクリックしてね(はぁと)」とか、そういうことをやらせる訳です。 すると・・・そう、目では見えませんが「個体識別番号」も一緒に取れてしまうので、ここで初めて「業者にとって使いモノになる個人情報」ができる訳です。 つまり「個体識別番号」を通知しただけであれば、「個人情報」は何もバレていないのです。気持ちは悪いですけどね。 「個体識別番号」も「個人情報」のひとつである、という考えももちろんありますよ なお、ボダは「個体識別番号」を通知するかしないか」が設定できるみたいですが、auはそれが無いみたいです。必ず通知しちゃうみたいです・・・ちょっと問題ですね。 一番笑ったケースは「この個体識別番号は個人を特定することができます。携帯電話の電池パックの裏に書かれています」と注意書きがしてあったサイトです。 ユーザーエージェントは電池パックの裏になんか書かれてない!(爆) あそこには端末製造番号が書かれていますが、これらは通常はWEB経由で知られることはありません。 一般の人にとって、端末製造番号は意味不明の文字の羅列なので、「うわホントに裏に何か書かれてるよオレの情報知られちゃったのかな〜」と思わせる作戦なのかも知れません。 とまあいろいろ書きましたが、基本は「君子危うきに近寄らず」です。 れさくがこのような企画を行ったのは、技術的なことを全く知らない多くの人が「恐れるべき事」と「恐れなくて良いこと」を、少しでも切り分けられればよいなあと考えたからです。 「架空請求サイトなんて恐れなくていいですよ」とは言いませんし、ましてや「全然怖くないからジャンジャンアクセスしてからかっちゃえ!」なんて絶対に勧めません。 もちろん、このページを見えて何かアクションを起こした結果、何らかのトラブルに巻き込まれても、私は責任を負いません。 なお、今回取り上げたテクニックは、私程度の人間でも知りうる、あるいは思いつける内容です。 かつ、既に多くの悪質サイトで使用済みのものなので、これによる犯罪の助長は無いと考えています。 あと2つほど怖い方法を思いついたのですが、これはまだ実行されてないみたいなので、今回は取り上げません。 よくネット上では「架空請求サギと対決!」とか「悪質業者をからかう企画」なんてのを見かけますが、あまり感心しません。 これらの業者も人間ですから、あまり怒らせると・・・・。 ともあれ、架空請求などの詐欺の被害総額が半年で16億とか、おれおれ詐欺の被害総額が100億円とか、はっきり言って異常です。 よく「お手柄銀行員、おれおれ詐欺を未然に防ぐ」なんて記事が載りますが、そういう問題ではないでしょう? 銀行が個々に対応したり、市の広報にちょこっと注意が載ったり、個人サイトが個々に対策を叫んだり(私も含まれちゃいますが)・・・あまりに社会は非力です。 新聞各社がある日同時に第一面を全部犯罪防止の告知にするとか、 全国のTVが一日だけ朝から晩まで架空請求サギの注意を呼びかけるとか、 それくらい極端なことをしないといけないところまで来てると思うのですが・・・・。 極端かも知れませんが、でも効果ありますよね? 「やるかやらないか」です! ・・・なんて内容を手紙にして、誰か政治家さんにでも送っちゃおうかしら?と思ってた矢先に「プリケー禁止法」の動きが出てきたので、方針転換して今回のネタを作ったというのは内緒。 ●参考リンク 国民生活センター 警視庁 総務省 ドコモ ボーダフォン au Dポ |