試されまくっちゃ



「みられまくっちゃ」と入力するとフリーズ。強制再起動、または電源も切れず電池の入れ直しを余儀なくされる。
そんなバグがドコモとボーダフォンのシャープ端末で見つかったそうです。
具体的な端末は
ドコモ:「SH902iS」、「DOLCE SL」(SH902iSL)、「SH902i」、「SH702iD」
ボーダフォン:「905SH」「904SH」「804SH」「705SH」「V403SH」
とのこと。

こういうの大好きこれは一大事です。
シャープ一族の名誉にかけて、原因追求を行わなければなりません。
問題があるとされる904SHとV403SHの他にも、
SH901iCが2台、J-53SH、J-SH07、W-ZERO3(WS003SH)が駆けつけました。

まず一番手は904SH。

904SH:「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!」(←神速の親指入力のイメージ)



あとは1文字小さい「ゃ」を出すだけよッ!ウリィィィヤァァァッ!

よ・・・よ・・・よ・・・?動けんッ!ばかな・・・・まったく体が動かん!?





チーン




二番手はV403SH。
くらえッ!サイズ制限6KB“QVGAスプラッシュ”をーッ!

ドッバァーッ!(←神速の親指入力のイメージ)


いったい何が起こったのだ・・・「よ」から先が動けない・・・

だめだ・・・致命傷のようだ・・・指一本さえ動かせない・・・




6KB上限でどうやってQVGAサイズの待ち受けを作るんだろう?
心配かけてすみません。

−合掌−




J-53SH:「やれやれ、最近の若いモンはだらしないのう」

J-SH07:「ほんにのう。ワシの頃が一番輝いていたもんじゃ。」
(写メール最盛期のJ-PHONE端末です)

SH901iC(赤):「SH902iは駄目だけどSH901iCは大丈夫なんだね」
SH901iC(白):「Cのおかげだね。(違」


さて、ウワサによるとこのバグは、「みられまくっちゃ」以外にも
「ほられまくっちゃ」「ほれられまくっちゃ」「きられまくっちゃ」などで同じ現象が起きるらしいです。

レッツ、トライ!
ちなみに902SHは電池入れ直しをしないと直りません。正直面倒です。
V403SHは再起動で済みます。
数が勝負のモル・・・大量実験は、V403SHが適切。
(※再起動せずにフリーズするパターンもありました)

最後まで入力できました。
つまりボーダはWILLCOMが売れまくりなのを認めた訳です。
ちなみに「WILLCOM」が予測変換で出てきたのにビックリしました。

最後まで入力できました。
つまりボーダは自身が不調なのを認めた訳です。
ちなみに「Vodafone」が予測変換で出てきたのにはビックリしませんでした。

J-PHONEといいVodafoneといい会社売られまくっちゃ

「うられまくっちよ」まで来てアウト!再起動になりました。
SoftBankのもとでうまく再起動できるといいですね。

・・・一応お約束ね。最後まで入力できました。
ちなみに高橋留美子が、あれは広島弁ですとどこかに書いていた気がします。
でも私はあれは富山弁だと思います。(一応富山にも縁がある→れさく)


さて。今までのはほんの小手調べ。
例えて言うならディオ様の屋敷のヌケサク。
レサクではありません。
ここからが本番です。

つまりですね、「この言葉はどうだろう?」「この文字はどうかしら?」というテストでは、全然科学的ではないということです。
そう、これはもはや悪ふざけではありません。言語学的な研究領域に入ってきたのです。ソシュール恐るに足らず。(言い過ぎ)




















これが!みられまくっちゃの世界だ!
あられまくっちゃ再起動
いられまくっちゃ再起動
うられまくっちゃ再起動
えられまくっちゃ再起動
おられまくっちゃ再起動
かられまくっちゃ再起動
きられまくっちゃ再起動
くられまくっちゃ
けられまくっちゃ再起動
こられまくっちゃ再起動
さられまくっちゃ再起動
しられまくっちゃ再起動
すられまくっちゃ再起動
せられまくっちゃ再起動
そられまくっちゃ再起動
たられまくっちゃ再起動
ちられまくっちゃ再起動
つられまくっちゃ再起動
てられまくっちゃ再起動
とられまくっちゃ再起動
なられまくっちゃ再起動
にられまくっちゃ再起動
ぬられまくっちゃ再起動
ねられまくっちゃ再起動
のられまくっちゃ再起動
はられまくっちゃ再起動
ひられまくっちゃ
ふられまくっちゃ再起動
へられまくっちゃ再起動
ほられまくっちゃ再起動
まられまくっちゃ
みられまくっちゃ再起動
むられまくっちゃ
められまくっちゃ
もられまくっちゃ再起動
やられまくっちゃ再起動
ゆられまくっちゃ再起動
よられまくっちゃ再起動
らられまくっちゃ
りられまくっちゃ
るられまくっちゃ
れられまくっちゃ
ろられまくっちゃ
わられまくっちゃ再起動
をられまくっちゃ
んられまくっちゃ
がられまくっちゃ
ぎられまくっちゃ
ぐられまくっちゃ
げられまくっちゃ
ごられまくっちゃ
ざられまくっちゃ
じられまくっちゃ
ずられまくっちゃ
ぜられまくっちゃ
ぞられまくっちゃ
だられまくっちゃ
ぢられまくっちゃ
づられまくっちゃ
でられまくっちゃ再起動
どられまくっちゃ
ばられまくっちゃ
びられまくっちゃ
ぶられまくっちゃ再起動
べられまくっちゃ
ぼられまくっちゃ再起動
ぁられまくっちゃ
ぃられまくっちゃ
ぅられまくっちゃ
ぇられまくっちゃ
ぉられまくっちゃ
ゃられまくっちゃ
ゅられまくっちゃ
ょられまくっちゃ
っられまくっちゃ
つまり「られまくっちゃ」の前に全ての平仮名1文字を入れてみるテストです。

テストの途中で
○ちゃん○が付く○っころ橋○こ○こ
○いて○かれて○い殺された
ってのを思い出しましたよ。

子供の頃流行りませんでしたか? 片っ端からクラスメイトの本名やアダナの頭1文字をはめ込む歌です。
例えばターゲットが「さちこ」の場合
さっちゃんさが付くさっころ橋さこさこ
裂いて裂かれて裂き殺された
となる訳です。

まあそれはともかく。(大脱線だなオイ)

この総当たりテストをやって気付いたことは・・・
例外も多いですが、「当てはめて出来た文字列が理解できる日本語になる場合は再起動」という傾向がありそうです。



さて、傾向が分かったら次は対策です。
つまり「なんとかして“みられまくっちゃ”と入力する方法は無いか?」ということです。

「まくっちゃ」だけだと大丈夫です。
「れまくっちゃ」でもOK。
そこで、まず「あかさたな」と入れます。
次に「あかさたな」の中に「みられまくっち」を入れ込みます。
「あかみられまくっちさたな」となります。
そして恐る恐る「ち」の後ろに「ゃ」を入れます。

「あかみられまくっちゃさたな」
おおっ、成功です!

では次に、そのまま(変換せず入力中状態のまま)「あか」を消します。
そして「さたな」を取るべくカーソルを右に伸ばして「ゃ」に達した瞬間・・・
ガオンッ!

暗黒の亜空間に飲み込まれて再起動。

しかしこれにより「前後に文字が入った状態なら“みられまくっちゃ”と入れることは可能」だと分かりました。
もちろん普通に最初から入力すると「あかみられまくっちよ」の時点で再起動になるので、
適当な文字列を入れてから、途中に“みられまくっちゃ”を割り込ませる必要があります。
では次の実験。

まず「みられまくっつゃ」と入れます。
次に「つ」を取って「みられまくっゃ」とします。
「つ」を抜いた場所に「ち」を入れて「みられまくっちゃ」にした瞬間・・・
ガオンッ!

アヴドゥルゥゥーッ!


・・・何だか「近づくほど自分が小さくなってしまう緑色の赤ちゃんをどうやって捕まえるか?」というレベルに落ちてきた気がします。
飛び降りたって近づいてることには変わりないんだからさぁ徐倫。


最後にもうひとつ実験。
それは「みられまくっちゃ」という「文字」が犯人ではなく、「特定のキーを押す順番」が犯人ではないか?という仮説に基づく実験です。
つまり「みられまくっちゃ」と入力する際、どのキーをどんな順番で何回押しているか?を調査し、
「文字入力以外」の方法で、そのキー操作を再現するのです。

77
9
右移動
9999
7
222
444444
右移動
44
8888

キーロガーの気分で、キー操作の順番を覚えました。
では次に、待ち受け状態で、そのキー操作を再現してみましょう。
7を2回9を1回右押して9を4回・・・

昇竜拳!!!

いやそうじゃなくて、ええと特に何も起きませんでした。
うーん、失敗!

ああそうそう、同じシャープ製でもW-ZERO3はOKでした。(あっさり)




さあ、これだけの実験をしたんだから、シャープの中の人もさぞかし助かったに違いない。
いえいえいいんですよお礼なんて、そんなァお礼にW-ZERO3[es]を無料でくれなんて一言も・・・・・


Special Thanks:貴重な連休にVodaを持って来てくれた南インドの方々
機種間違いを指摘して下さった「まさま」さん、「たく」さん(・・・・こんなアホな文章を人様に読まれた上に間違いまで指摘される自分。再起動してきます。)