八丈島探索




れさくの徒歩な仲間の間で、いきなり無人島への熱が高まりました。
でも、いきなり無人島は無理なので、八丈島へ行くことになったのでした。
問題はこの徒歩な仲間。ドコモの携帯ユーザーなのです。

さあ、ドコモしか使えないこの南海の孤島で、仲間の快適なモバイルライフを数日間に渡って
見せ付けられるのです。れさくのDポへの忠誠心が試されるというものです。
そんな大袈裟なものではないか。


1日目:
夜、竹芝桟橋を出港。東京湾内ですでに、ドコモとの格差を見せつけられる。
しかし東京湾を出ると互角の勝負に持ち込むことに成功!(どっちも使えないってことジャン!)
さらに、外海に出たことで仲間は船酔い気味。れさく、心の内側で勝利を宣言する。

2日目:
夜明け、船は三宅島に寄港。ここで再びドコモが猛烈な攻勢を仕掛けてくる。
れさく、御蔵島(三宅島の目の前にある)の美しい日の出をビジュアルフォンで撮影し、
Dポの優位性をアピール。……でも圏外だったらその画像をどこにも送れないジャン!
ということは旅から帰るまで、ビジュアルフォンはひたすらデジカメに徹せざるを得ないのか?
しかも20枚しか撮れないジャン!
あ、となりで仲間がホンモノのデジカメで写真を撮ってる……れさく、南海の大決戦にて散る……

いよいよ八丈島に上陸。本日のメインの目的は防空壕(司令部跡)と人捨穴。
防空壕はまあ分かるとして、人捨穴とは?
これは昔々、島の食糧事情が厳しかった頃、老人を捨てたという伝説が……でも、事前情報では
「実際にはこんなところで人は死ねないというあっけないものです」と載っていました。
さて、深夜、自転車を漕ぎまくってたどり着きました。確かに小さな穴です。
が、奥が続いているようです。入ってみました。天井は低いですが、奥が深いようです。
さらにほふく前進しなければいけないくらいに天井は低くなりますが、横幅は広くなっていきます。
……ゾッとしました。
低い天井、広い横幅、枕状に連なる石……老人がずらりと並びそうな空間じゃないですか!!
伝説以上にリアリティのある洞窟でした。

あれ?何の話だっけ?あ、ビジュアルフォン。暗かったので使いませんでした。(ホゲーン!)


3日目:
この日はれさくの初ダイビング。ビジュアルフォンで勇姿を撮ったりはしましたが、
そんなの恥ずかしくて載せられたものではありません。
そんな訳で、撮った割には紹介する画像が少ないです。すみませんです。
散歩中に撮った「釣り場案内」のビジュアルフォン画像を載せます。
釣り場として「軍艦ママ」と書かれています。
「ママ」は釣りの専門用語らしいですが、「軍艦」との組み合わせが面白いので撮りました。



4日目:
本日は、この旅のメインの目的地、溶岩洞窟へ向かいます。
溶岩洞窟としては日本で2番目の長さだとか。
しかし大雨のコンディションに加え、事前情報があまりにも曖昧すぎで、不安です。
「……右手のヤブに入り、窪地に沿って進み、木が茂っている場所が入り口である」とのこと。
右を向く。一面の森である。
「全部木ジャン!!(ガボーン!)」

結局みんなで探しでも見つからないどころかヤブの中で遭難しかけてしまった。
仕方なく確実な場所にメンバーが残り、れさくは己の本能に賭けて、一人で探すことにしました。
そこで!カーン!(←拍子木)トランシーバーモードのPHS!!これが大活躍しました。
洞窟も見つかり、さあ突入……というところで、仲間がドコモで本土の友達に連絡。
一定時間になっても帰らなかったら、助けを呼んでほしいという連絡である。
……トランシーバーじゃ、本土まで助けは呼べないよな……

洞窟は往復4時間!迷路のようになっていて、直径1メートルも無いような場所もあって、
コウモリもいて、竪穴まで開いてて、なかなか楽しい場所でした。


5日目:
本日、旅の最終日。持ってきた簡易カメラが壊れました。
昨日の洞窟で荷物を転がしたり地下水につけたりしたからでしょうか。
ビジュアルフォンを持っていかなくてよかった。
おかげでこうして壊れたカメラの代わりに……って結局カメラ扱いかい(^^;
悔しいので去り行く船上から、八丈島を撮る。


さあ、本土に帰ればまた、Dポの天下が待っている。
そう思いを馳せながら、船酔いに苦しむ仲間を見て心の内側で勝利を……ってウソウソ。(^^;;;